眠れない筋肉
アロマテラピーは香りによるリラクゼーションを目的とすることを主としていますが、私が実体験で一番効果を感じたのは、
香りの薬理成分が身体に吸収
↓
電気的信号により伝わり自律神経に働きかけ
気持ちが素早く切り替わる
↓
ストレスから固くなった筋肉がゆるむ
パニック障害の発作を繰り返していたり、不眠症の方は身体の緊張が強くなって、いつの間にかガチガチになり自分では緩めることが難しくなってきます。
身体中があちこち張っていて、肩が凝っていたり腰が痛くて、マッサージに行ったり矯正にも行きましたがストレスによる身体の不調を伴う筋肉の緊張のある私の場合には、逆効果のようでした。
私は心理的な要因から眠れなかったり、リラックス出来ないで興奮している状態の神経が過剰になっていました。(逆のパターンもあります)
個人的な感想ですが、スポーツ等で動き過ぎた時の凝りやこわばりとは、アプローチの仕方が違うように感じました。
(※個人差がありますが、まずは病院にかかった上で、異常や原因が見当たらないかご確認ください。)
当時、アロマトリートメントを受ける機会があったのですが、呼吸に合わせてのゆっくりすぎるくらいの柔らかいタッチ、リズム、無理の無い力加減で施術後は身体が芯からふわ〜と緩んだのを覚えています。夜も久しぶりにグッスリ眠れました。
その時の担当のセラピストさんが、
「単に皮膚を撫でているのではなく、
私たちセラピストの手は、
脳を撫でていることと同じなんです。」
と、言われた事が印象的に残っています。
後々、自分もアロマセラピストの仕事につき、
この意味を実感しています。
心理的なことが関わっている時、どんなに揉んでも、ほぐれない場合もあり逆に硬くなるなことさえあります。
心に様々な事を抱えた方をトリートメントする中で思うことは、
「脳を癒さないければ、筋肉、特に筋膜はゆるまない」
と言うことを私自身の経験から感じました。
アロマ テラピーによる本物の植物から採取された精油の香りは、鼻の粘膜に付着して電気的インパルスにより身体に素早く変化をもたらします。
嗅覚による刺激は、私達が普段から緊張したりリラックスした時に切り替わる自律神経を、素早く切り替える力を持っています。
脳の篩骨から直接伝わる香りの薬理成分は、様々な働きをしますが、脳に情報処理せずに、直接香りの成分が伝わるのは、五感の中でも嗅覚だけと言われています。
生活の中で様々な匂いを嗅いでいる私達ですが、
強い匂いや、香りについて、以外と深く考えない事が多いと思いますが、脳と匂いはとても重要な関係があります。
私も一時は、毎日眠れない時がありました。
揉んだり、ストレッチをしてもリラックスできなければ、筋膜がガチガチのままでは眠りにつくことも難しかったです。
好きな精油の香り(私の場合は、ネロリとベルガモット)を深呼吸しながら調度良い香りの濃度で部屋に漂わせると、腹式呼吸の効果もあり身体が緩んで眠れるようになりました。
「硬くなった眠れぬ筋肉は脳からの指令をかえてゆるめる」
「自律神経を自然に切り替えるアロマテラピー」
眠れない時や、肩や背中が冷たくて緊張が強い時など、ほぐれない時には脳からの指令を変えて身体を癒していくことが可能なのがアロマテラピーです。
そして逆に集中したいのに、ボーっとして中々集中出来ない時には、目的に合わせた精油を選択することで集中力を高めることも可能です。
本物の芳香セラピーとしてのアロマテラピーが広まり、少しでも皆さまの助けになれば嬉しいです。
今日のアロマ: マンダリン・ローズウッド・ラベンダー
不安を和らげて、気持ちを明るくストレスに強くなるブレンド♫
注:ホホバオイルや、クリームベースに1%に希釈して、小さな容器にいれて持ち歩き、カサつく季節には保湿にも使えます♫
※例:30ml 各々精油2滴×3=6滴(10mlに2滴)
※天然精油は直接お肌には付けられません。必ず希釈しましょう!
※欧州では歴史のある芳香セラピーですが、日本ではようやく統合医療としてアロマの専門家と協力し合う機関も増えてきたところですが、日本の法律上、私の体験として記載しておりますので、ご自身で香りを楽しむリラクゼーションとして、ご自分の責任のもとご活用ください。身体に合わない時はおやめください。
※女性ホルモンに関係する婦人科系の病気の方は、女性ホルモン作用のある精油のご使用はお控え下さい。※妊娠中の方は、女性ホルモン作用のある精油は妊娠初期はご使用にらならず、後期も専門家にご相談下さい。※てんかんをお持ちの方や血圧に心配のある方 は専門家にご相談下さい。お肌の弱い方は事前にパッチテストをお勧めします。