思い出の中の香りの記憶
今日はアロマセラピストらしいお話を!
ちょっと深い香りの話ですが、最後まで読んで頂けたら嬉しいです♫
みなさんがイメージしているアロマはどんなイメージですか?
良い香りの柔軟剤やアロマ配合の化粧品でしょうか?
〇〇の香りと記載されていても、世の中に溢れている香りは科学的に作られた香りである場合が多いです。
最近になって本物のアロマ商品を販売するコーナーが増えてきて、少しずつ精油も知られてきています。
天然精油でない場合は、化学的に調合された○○に似せた作られた香りです。
化学物質過敏症の私も、幼い時から人の香水や、父の車のカーコロンで気持ち悪くなってしまい、香水には良いイメージはありませんでした。
ですが、自分が自律神経のバランスを崩したときに、自分なりにあれこれ調べて、辿り着いたのがアロマテラピーでした。
アロマテラピーは単なる良い香りではなく、天然の植物を利用した芳香療法という長い歴史のある療法(セラピー)です。
植物療法の歴史の長い欧州、特にフランスでは薬剤師さんが、漢方のように症状に合わせて調合しています。私の使用している精油も、フランスの薬剤師の方が監修し、実際にフランスの薬局で処方されている精油をトリートメントに使用しています。(日本では民間資格になります)
アロマ=オイルという、イメージがありますが、植物からとれた精油(エッセンシャルオイル)は油ではなく、有機化合物なのです。
基本的には植物性のベースオイルに希釈して使用します。天然のホホバオイルやマカダミアオイルなど様々な植物性オイルは、精油を身体に吸収させるのを助ける運搬の役目や肌を滑らかにする役目があります。
そして精油の香りの成分は1つ1つ違い、身体に対して薬理効果があります。
薬理成分が、鼻の粘膜に付着して鼻腔から直接、脳の一部へと伝わっていくことにより、電気的信号〈インパルス)と変わり脳へと伝わっていきます。
なんと、痛みが伝わるスピードよりも、倍以上の速さで香りは、脳に到達しているのです!
脳の感情・情動を左右する大脳辺縁系に伝わることで、香り・匂いは記憶や喜怒哀楽に影響すると言われています!
と言うことは、落ち込んだ気分を持ち上げたり、ハイになり過ぎた時に落ち着いたりと気分を変え、各々の薬理成分を使い分けることにより、素速く自律神経をチェンジする事が出来ると言われています。
脳の情動に影響する香り(精油)は、記憶にもとても関係しています。
何となくどこかで嗅いだ事のある香りや匂いを嗅ぐと、昔懐かしい風景や、一緒に過ごした人物をふと思い出したりしたことはありませんか?
認知症の方に、自宅に植えてあった金木犀の香りを嗅いでもらうと、みるみる表情が変わり、自分の事やご兄弟のことなどを話し始めことがありました。
香りから、セットされていた情報や思い出が引き出されることがあるのです。
ふと、すれ違った瞬間に、懐かしい香水を嗅いで、忘れていた人物の顔や情景が、パッと瞬間的に浮かぶ事もあります。
良い思い出とセットされた香りならば、幸せな気分になりますし、
嫌な思い出にセットされた香りならば、それだけで気分が悪くなります。
中にはその香りがトラウマになってしまう事があります。
私は長野の田舎の出身で、アルプスに囲まれ大自然の中で育ちました。香りといえば山の匂いや、植物や自然の匂いばかりです。
今でも雨が降ってきたときの土の香り…を嗅ぐと、いつも故郷を思い出して懐かしくなり、ふと込み上げてくるものがあります。
私達が日々暮らしている中で、いつのまにか嗅いでいる様々な匂いは、脳へ伝わり、記憶とセットされて記憶の角の方に閉まってあるのです!
私は子育てのストレスから以前パニック障害もちでした。
発症しそうになるのは夜中や、降りられない急行の電車の中で起こす事が多かったです。
すぐに、さっとオレンジやネロリの精油の香りを嗅ぐ事で、緊張した筋肉がゆるみパニックが収まりました。
その安心感を香りとセットにして脳に記憶しておくことで、いざという時に香りを活用する事が出来ました。
香りで安心するメカニズムは、本当に不思議です。脳へダイレクトに届く精油成分だからこそ精油だけは、品質の良いこだわったものを選んでほしいと思います。
そして時々よい思い出と一緒に記憶の引き出しから出して、思いを巡らせてみるのも良いかもしれません。
今日のアロマ: パルマローザ・カモミールローマン・ラベンダー
これからの乾燥する季節にぴったり!!お肌のかゆみにも♫気持ちもほっこりするブレンドです。
注:ホホバオイルや、クリームベースに1%に希釈して、お風呂上がりに塗布しましょう
例:30ml 各々の精油2滴×3=6滴
(10mlに2滴)
※天然精油は直接お肌には付けられません。必ず希釈しましょう!※ご自身で香りを楽しむリラクゼーションとして、ご自分の責任のもとご活用ください。身体に合わない時はおやめください。※てんかんをお持ちの方や血圧に心配のある方 は専門家にご相談になるか、事前にパッチテストをお勧めします。
思いは言葉に。
アロマのブログを書こう!と始めて6日。
なんだかんだとアロマの話しよりも障がいのある子供の話が多くなってしまって…。
でも、全てにつながっているんです。
「思いは言葉に」
という言葉に惹かれて、はてなブログを選びました。
私の頭の中には、思いを話せないでいた数年間の言葉が溢れていたようです。
昔は24時間テレビでしか見なかったのに、世の中にこんな世界があったとは!驚きでした。
障がい児の療育園で遠足に行った時も、「えらいのと一緒になってしまったわ!」と言って、場所を移動された事もありました。
数年前は、私ももしかしたら…
私にとってはハンディのあるこちら側になる事は、神さまの与えてくれた機会でした。
優しそうで、綺麗なお姉さんが、我が子に舌打ちしていったり、
トイレで、我が子の服で手を拭いて行かれた事もありました。
そのうちに、もともと負けず嫌いの私は、
隠れるのはやめよう!
どんどん表に出て、遠慮して生きるのは馬鹿らしい。
障がいが、あっても同じ人間。
我が子と共に旅行にも行きたいし、
テーマパークにだって行こう。
その度に好奇の目にさらされた分、
強くなり、本当の優しさや生きる意味を学ばせてもらいました。
もともと、集団で群れて行動することが苦手で、1人が好きでしたが、そんなことは言っていられません。
体当たりで、感情を出してくる子供達がどんどんとわたしの引いていた線や壁を打ち破って入ってきました。
後ずさりしながらも、自分が少しすつ変わっていきました。
人生は何が起こるかわかりません。
この歳になったから、今思えばの話です。
その当時は、そんな余裕もなく朝が明けることを繰り返す事が精一杯でした。
今もどこかで突然障がいのある子供を出産し、人生の転換期を迎えている母が日本中に大勢いらっしゃるはずです。
少し先に経験したものとして数年間のこの思いを綴ることでとこかで誰かの参考になれば嬉しいです。
IFPA国際アロマセラピストの資格を取る時にもかなり解剖生理学を学びましたが、
子供と一緒に暮らしたきたこの20年間が、一番の学びでした。
言葉のない子のサインを見逃さないよう
どこが痛いのか?
痒いのか?
どこがつらいのか?
大変な状態でなければ、メディカルなアロマテラピーで大概のものは対応できました。
必至に調べては試すの繰り返しでした。
一番困ったことは、長男はほほ寝てくれないのに、やはりどの薬を飲んでも睡眠薬が合わないということです。
安定剤でさえ、未熟な脳には刺激物質になり、
落ち着くはずの薬で興奮するのです。
びっくりするようなスピードで、息を切らして回り続けたり、ソワソワして歩き続けるのです。
20歳にして発達年齢は七カ月の赤ちゃんくらいだそうで、
そりゃ、、、七カ月の赤ちゃんとしたら精神薬は強いはずだわ…納得してヤメました。
いまは、唯一反動の少ないお薬に出会い
アロマテラピーの中でも、比較的優しい精油を合わせて使っています。
20年間不眠と闘ってきたので
寝てくれるようになっただけで幸せ。
ブログを書く余裕が出てきたのも
嬉しい時間です。
なかなか、簡潔に書けず、また長々と
書いてしまいました。
不器用ながらも、
これからも、思いを言葉に…
言葉からまた思いへと繰り返し
はてなブログを続けていきたいです。
今日のアロマ: ジュニパーベリー・ゼラニウム・オレンジ
気持ちも身体もスッキリブレンド♫
注:ホホバオイルや、ジェルベース又はクリームベースに1%に希釈して、気になる箇所のふくらはぎなどを優しく撫でましょう!
例:30ml 各々の精油2滴×3=6滴
(10mlに2滴)
※天然精油は直接お肌には付けられません。必ず希釈しましょう!※ご自身で香りを楽しむリラクゼーションとして、ご自分の責任のもとご活用ください。身体に合わない時はおやめください。※てんかんをお持ちの方や血圧に心配のある方 は専門家にご相談になるか、事前にパッチテストをお勧めします。
やる気満々な時に現れた身体の異変!
もう随分前になりますが…我が子が、生まれつき重度の知的障がいという問題に直面し、初めて努力では解決できないことを知りました。
そして子供が4歳になる頃、ある日私の身体に突然異変が現れました。気持ちはメチャ前向きな時に身体に現れた反応が自分でも納得出来ずかなり落ち込んだのを覚えています!
長男は、自分の感じるタイミングのままに動いて叫んで寝るので、朝まで起きている日も多いのですが、今では、私が深い悩みに直結した時には、逆にその本能に正直な姿に救われることがあります。
究極の育児の中でも、悟ったことがあります!
あぁー、やっぱり私達はみな動物なんだ!常に生きるための呼吸をして、お腹がすいたら食べたいものを口にして満たされ、嬉しいと笑い、悲しいと泣き、悔しいと怒ります。
本能はとても大切ですが、その感情をコントロールすることが社会を生き抜く人間に与えられたチカラであり、時にはストレスにもなるんだと!!
私は体質的に異常に鼻が利き、人工的な香水や柔軟剤などの作られた香りは気持ち悪くなってしまう体質で、将来アロマの仕事をすることになるとは想像も出来ませんでした。
たとえ苦手な香りでも、成分は自然に皮膚から経皮吸収され、鼻の粘膜へ付着して鼻腔から脳へとダイレクトに吸収されています!!
植物から採取された天然精油の香りのミクロな成分は吸収され、やがて肝臓で分解されて、体外へ排出される間に天然精油の香りの成分によって興奮したり、鎮静させることが可能で、リラックスする事が出来ることに驚きました!!
日本ではシステムは確立されていませんが、私の使用しているメディカルな精油は、フランスではアロマテラピーの知識もある薬剤師が処方しています。
私達が好きな自然な匂い(香り)を本能が求めて、クンクンと嗅きたくなるのは、私達に残された究極の動物的な本能のようです。
ストレスを感じたら、嗅覚に対してくらいは、本能に任せ、鼻を利かせて天然の植物の匂いや、好きな香りのを嗅いでみると緊張も取れて気持ちも柔らかくなります♫
今日のアロマ: ペパーミント・レモン
♡大切な時間を活力的に過ごし、シャキッとしたい時のブレンド♫
注:アロマペンダントに一滴ずつ垂らして。
または、ホホバオイルや、ジェルベース又はクリームベースに1%に希釈して使いましょう!
(10mlに2滴→例:30mlなら合計6滴)
※天然精油は直接お肌には付けられません。必ず希釈しましょう!※ご自身で香りを楽しむリラクゼーションとして、ご自分の責任のもとご活用ください。身体に合わない時はおやめください。※てんかんをお持ちの方や血圧に心配のある方 は専門家にご相談になるか、事前にパッチテストをお勧めします。
障がいのある子供との暮らしから見えてきたもの。
うちの長男は、生まれつき知的障がいがあり言葉も通じないため、時々感情がうまくコントロール出来ないため、激しく動き回ったり、急に大きな声で叫んだり。自分の顔を思い切り叩いたりします。
交感神経が過剰になりすぎ、常にマラソン状態です。今でこそどう対応したら良いのか分かってきましたが、いきなり障害児の母になった20年前の当時は、一日中抱きかかえたまま、不眠不休でダウンしても誰にも助けを呼べず、本当に苦しい日々が数年続きました(◎_◎;)
4人に一人は何らかの障がいを持って産まれているそうですが、当時は自立支援法も確立される前でしたから、ほぼ家の中に引きこもり、日常生活を送ることもできないほどに、疲れ切っていました。
ある日、突然パニック障害を発症して、息も出来ない苦しさ、恐怖の中、どん底までいって、苦しい中に見えてきたことがありました。何もいらないから、とにかく普通に暮らしたい!
身体を元に戻して、子供たちを守らなければ・・・・。自分ではご飯も食べられないわが子は、私がダウンしたら、誰かが見てくれるんだろうか?本当に自分との闘いの中で見えてきたのは命との向き合い方でした。
言葉はないけど、笑ってくれる!
歩くのは遅いけど何とか歩いてる!
何より、生きている!
結婚前に描いていた夢や希望とはちょっと違うけど、誰かのために生きるって凄いことかもしれない!20年たっても、今でも同じことをしています。
おむつを替えて、食事を作って食べさせて、服を着替えさせて、お風呂に入れて・・。でも、家族4人笑っています!
そして、苦しい自分と真正面から向き合って、苦しいときは苦しいと言って支援してもらおう。大変で時間もないけど、やっぱり好きな仕事をしよう!しんどさを抱えて乗り越えた今の自分にしかできない仕事をしていこう!苦しいときこそ、楽しいことを同時進行しようと思い、仕事に復帰しました。
アロマセラピストとして・・・
パニック障害を発症したことがある自分も財産!
障がいのある子供を育ててきた自分も財産!
苦しいこともあるけど、大変な日常のなかにある小さな幸せを広めていこう!心をのバランスを崩しかけた時こそ、脳に直接働きかけてくれるメディカルな本物の精油を使って、本物のアロマテラピーを伝えていこう!
ほぼ、自分への応援、励ましになってますが(* ´艸`)
今の自分にできることから一歩ずつ・・・。
☆今日のアロマ・・・ローズマリー・マンダリン・ラベンダーで目覚めの芳香浴♬
注:アロマポットに垂らして芳香浴するか、ホホバオイルや、ジェルベース又はクリームベースに1%に希釈して、喉まわりや胸の中心に少し塗布しましょう!
※例:30ml 各々の精油2滴×3=6滴
(10mlに2滴)
※天然精油は直接お肌には付けられません。必ず希釈しましょう!※ご自身で香りを楽しむリラクゼーションとして、ご自分の責任のもとご活用ください。身体に合わない時はおやめください。※てんかんをお持ちの方や血圧に心配のある方 は専門家にご相談になるか、事前にパッチテストをお勧めします。
初ブログ♫奈良のアロマセラピスト
奈良でメディカルアロマ&メディカルエステの自宅サロンと訪問施術をしているセラピストSHIMIZUです。
もともとはエステティシャンとして10年ほど働いていましたが、出産後のストレスからパニック障害になり(-_-;)断薬との葛藤の中、アロマテラピーに救われたのをきっかけに、46歳の時にアロマスクールに改めて通いました!
今は、自分の経験を少しでも、どこかで役立ててほしいという思いから自宅と訪問メディカルアロマ&エステをひろめています。
ブログでは、アロマセラピスト活動を中心に書いていきたいと思っています。
そして、私をアロマテラピーの世界へ導くきっかけのなった、重度の知的障がいを持って産まれた子供達のことも。
障がいのある人にもない人にも、筋肉の緊張の強い人には、心身ともにリラックスできるアロマテラピーはとても有効なんです。
睡眠障がいもある長男は、知的も重度で、言葉も伝わらないので、なかなか、「さあ!寝ましょう」と寝てくれません。体の緊張を緩めて、自然に身体に寝る準備をすることにアロマテラピーを役立てています♬
今日は、ラベンダー・オレンジ・プチグレンをホホバオイルに1%に希釈して背中を撫でています( ^ω^)・・・。暴れるので、服は脱がさずに、背中の、隙間から撫でるんです!
ほぼ毎日寝てくれない日々が20年続いていますが、私が障がいのある子供をもち、アロマセラピストになったことはある意味、セラピスト人生のはじまり!家族みんながアロマテラピーに救われ、触れることの大切さを実感する日々を送っています(o^^o)